新宿伊勢丹でしか買えないお菓子2023 - 限定スイーツ完全ガイド
新宿伊勢丹でしか買えないお菓子2023 - 限定スイーツ完全ガイド
東京・新宿のど真ん中に立つ伊勢丹新宿店は、単なる百貨店ではない。スイーツ業界のトレンドを作り、全国のお菓子好きが目を光らせ続ける「甘いもの聖地」だ。ここでしか手に入らない限定品が、毎シーズン生まれる。2023年も例外ではなく、春から秋にかけて次々と話題の限定お菓子が登場した。手土産を探す人、自分へのごほうびを探す人、遠方からわざわざ足を運ぶスイーツマニアまで、目的はさまざまでも行き着く場所は同じ - 本館地下1階のあの空間だ。
なぜ「新宿伊勢丹でしか買えない」お菓子がこれほど特別なのか
百貨店のデパ地下は日本全国に存在するが、伊勢丹新宿店の食品フロアが持つ独自の引力は別格だ。有名ブランドが「伊勢丹新宿限定」を冠した商品を出すこと自体、そのブランドにとっても一種のステータスになっている。伊勢丹新宿店でしか買えないスイーツには、店舗限定ブランドのポモロジー、ノワ・ドゥ・ブールの焼きたてフィナンシェ、ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベのバウムクーヘンMサイズ、フィーカのクッキー詰合せなどがある。そのラインナップを見れば、いかに多彩なブランドがこの場所に集中しているかがわかる。
日本のみならず、世界中の美味しいスイーツや話題のお菓子が集う百貨店「新宿伊勢丹」には、手土産を購入するときにとりあえず訪れようと決めているファンも多い。この「とりあえず伊勢丹」という感覚こそ、長年積み重ねてきた信頼の証だろう。
ONLY MI(オンリー・エムアイ)とは - 2023年の注目企画
伊勢丹新宿店の限定お菓子を語るうえで、絶対に外せない存在がある。「ONLY MI(オンリー・エムアイ)」と呼ばれる、この店ならではの季節限定企画だ。毎年春と秋に、バイヤーと人気ブランドが考案したオリジナル限定アイテムが登場する伊勢丹新宿店の注目企画「ONLY MI」。2023年秋の開催期間は9月20日から10月3日の2週間だ。たった2週間のために、わざわざ新宿へ足を運ぶ人がいる。それほどの価値がある。
2023年秋のONLY MIには、新たなブームになりそうなノワ・ドゥ・ブールのスペインの伝統菓子や、旬のフルーツをふんだんに使った資生堂パーラーのタルト、日本橋千疋屋総本店のパフェ、おかき専門店・赤坂柿山のチャレンジングな和スイーツまで、見逃せないラインナップが揃った。和菓子と洋菓子の垣根を軽々と超えたこのセレクションは、バイヤーの審美眼あってこそ実現するものだ。
資生堂パーラー「アマンディーヌ オ フィグ」 - 秋いちじくの芸術品
ONLY MI 2023秋のラインナップのなかでも、特に目を引いたのが銀座の名門・資生堂パーラーの限定タルトだ。資生堂パーラーからは、旬を迎えた秋いちじくを存分に楽しむゴージャスなタルト「アマンディーヌ オ フィグ」が登場。各日限定5個という超希少な一品で、販売期間は2023年9月20日から10月3日、伊勢丹新宿店限定だった。1日5個しかない。開店前から並ぶ人が出るのも当然だろう。
アーモンドをあしらったタルト生地に、ポルト酒で漬け込んだドライいちじくとくるみを組み合わせ、はちみつのクリームを絞り、ジューシーな生いちじくをトッピングした構成は、秋の恵みを一皿に閉じ込めたような完成度だ。価格は3,456円(税込)と決して安くはないが、この内容と希少性を考えれば、むしろ手が届く贅沢とも言える。
ポモロジー - 伊勢丹新宿にしか存在しないフルーツブランド
限定という言葉が飛び交うデパ地下にあって、ポモロジーは本質的な意味での「伊勢丹新宿限定」ブランドだ。フルーツをテーマとしたスイーツブランドのポモロジーは、2020年に誕生して以来、伊勢丹新宿店が唯一の店舗で、ここでしか買えない。他の店舗に出店していない、移転もしていない。純粋に、この場所だけに存在するブランドとして2023年も人気を集めた。
人気ランキングでも上位に入るポモロジーのクッキーボックスは、手土産として高い評価を得ている。缶のデザインも美しく、中身を食べ終えたあとも缶をとっておきたくなる丁寧な仕上がりだ。フルーツの風味を活かした繊細な菓子は、贈る相手を選ばない汎用性の高さも魅力のひとつ。価格帯も幅広く設定されており、気軽なプチギフトから少し特別な手土産まで対応できる。
ノワ・ドゥ・ブール - 焼きたてフィナンシェという発明
焼きたてのフィナンシェを手土産として持ち帰れる。それだけで十分すぎる理由になる。ノワ・ドゥ・ブールの焼きたてフィナンシェは賞味期限が3日間と短いが、当日はカリッとした食感、翌日はしっとりした食感が楽しめ、伊勢丹新宿限定品として知られている。食感が日ごとに変化するという点も、このお菓子の語りどころだ。
店舗でその場で詰めてくれて、最大15個まで対応してもらえる。大人数の集まりへの手土産にも使いやすく、「焼きたて」というプレミアム感が、もらった側の印象に強く残る。2023年のONLY MIでは、スペインの伝統菓子という新境地にも挑戦し、そのチャレンジ精神がまた話題を呼んだ。
なか又「ふわふわ わぬき 特撰あんバター」 - 伊勢丹から生まれた都内初の常設店
なか又は、伊勢丹新宿店との縁が深いブランドだ。2022年10月に都内初の常設店舗として伊勢丹新宿店にオープンしたなか又。看板商品「ふわふわ わぬき」をアレンジした、伊勢丹新宿店限定の人気アイテムが展開されている。東京での拠点が伊勢丹新宿という事実が、すでにブランドの格を物語っている。
群馬県産小麦や卵を使ったメレンゲたっぷりのどら焼き生地で、北海道産小豆の自社製粒あんとカルピスバターを挟んだ贅沢な一品。「あっという間に食べてしまった」との声が多い。551円という価格設定も絶妙で、自分へのちょっとしたごほうびにも、手軽な手土産にも使いやすい。
たねや「たねや生福どらやき」 - 通年で買える伊勢丹限定の安定株
季節限定ではなく、通年で安定して買えるお菓子というのも、実はとても大切だ。いつ訪れても確実にある、というだけで心強い。滋賀県近江八幡市のたねやから展開される「たねや生福どらやき」は通年販売の伊勢丹新宿店限定商品で、生クリームで洋のエッセンスをプラスした和洋折衷の味わいが特徴だ。和の技と洋の素材が出会う場所として、伊勢丹新宿の地下1階はやはりふさわしい。
文明堂「こぐま焼き」 - SNSで話題沸騰した伊勢丹新宿限定の人形焼
若い世代を中心に話題をさらったのが、文明堂の新ブランドによるユニークな人形焼だ。文明堂東京の新ブランド「匠の焼き菓子 CONGALI 文明堂」からの人形焼「こぐま焼き」は、往年のTVCMでもおなじみのキャラクター「こぐま」をモチーフにした商品。SNSでも話題沸騰中の人気者で、毎日午後3時から販売される伊勢丹新宿店限定品だ。午後3時という販売開始時刻を知っているだけで、ちょっとした通になれる気がする。
ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベとフィーカ - 海外発の限定名品
国内ブランドだけではない。海外発のブランドも、伊勢丹新宿という舞台を特別に扱っている。ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベは白地にブルーのイラストがトレードマークのドイツで愛される老舗ブランドで、人気のバウムクーヘンMサイズは伊勢丹新宿限定品だ。バウムクーヘンの本場ドイツから来た品が、この店でしか買えないというのは素直にうれしい事実だ。
北欧菓子専門ブランド「フィーカ」は、スウェーデンで「お茶の時間」を意味する言葉をブランド名に冠した。スカンジナビアの家庭的な焼き菓子の文化を日本に届けるフィーカのクッキーは、素朴だけれど後を引く味わいで、リピーターが多い。派手さはないが確実に喜ばれる、そういう手土産の枠で高い評価を得ている。
1,500円以下で揃う - プチギフトにも使える限定お菓子たち
高額な限定品ばかりではない。予算を絞っても、伊勢丹新宿の底力は変わらない。税抜1,500円以下で買えるプチギフトとして、ポモロジーのフルーツバー(4個入)1,296円、福砂屋のビスコチョ(100g)648円、织り果の干し柿のミルフィーユ(1個)648円、塩芳軒の雪まろげ(70g)972円などが伊勢丹新宿店で揃う。
年末年始の帰省手土産や職場へのプチギフトとして使いやすい価格帯のものが、これほど質の高いラインナップで揃っているのも伊勢丹新宿ならではだ。1,000円以下でも、包装や品質においてデパートとしての矜持を感じさせる商品が見つかる。
確実に買うための実用アドバイス
憧れの限定品を手にするためには、少しだけ戦略が必要だ。生菓子や実演品は店頭限定のため、確実に買うなら開店直後がおすすめ。多くの商品は本館地下1階「カフェ エ シュクレ」などで販売されている。人気の品は午前中のうちに売り切れることも多い。
伊勢丹新宿店の和菓子ブランドには、かわいらしさや華やかさなどビジュアルにもこだわった和菓子、洋菓子のエッセンスを取り入れた和洋折衷のスイーツなど、伝統に裏打ちされた技術を活かした新しい和菓子が「新定番」として注目を集めている。流行に乗っているだけでなく、長く続く「新定番」を生み出しているのが、この場所の真の強みだ。
伊勢丹公式オンラインでクッキーなどはお取り寄せできるが、生菓子など店頭でしか買えないお菓子も多数ある。オンラインで完結できるものと、どうしても現地に行かなければ手に入らないものを事前に把握しておくと、訪問時の優先順位が整理しやすい。
なぜ人々は新宿伊勢丹に通い続けるのか
ただ美味しいものが買えるだけなら、他の場所でもよいはずだ。それでもこれほど多くの人が、新宿伊勢丹の地下1階へ向かう理由は、「ここにしかないもの」という確かな体験が積み重なっているからだろう。季節ごとに変わる顔、通年で安定して揃う定番の顔。その両方を持つ場所は、東京のどこを探しても多くはない。
2023年という一年を振り返っても、ONLY MIをはじめとする企画限定品、ポモロジーのような独占ブランド、なか又や文明堂といった新定番の台頭と、話題は途切れることがなかった。お菓子一つひとつに、バイヤーと職人の目利きと情熱が宿っている。それを手に取る瞬間の高揚感が、新宿伊勢丹限定お菓子の本当の価値ではないだろうか。